金欠ガス欠高山記

2003.05.03

ゴールデンウィークなのでお出掛け。
お出掛けしなければならない義務がある。
朝6時前に目が覚める。
「どこへ行こう??」
行きたいところはたくさんあるけれど、ひとつも行けずにいる。
松本城が見たいな。
天気が良いから美ヶ原も良いな。
そこから霧ケ峰の方へ足を伸ばしてもおもしろいかも。
そういえば飛騨高山へも行きたいんだった。

8時前に家を出る。
どこへ行こう。

とりあえずメールをした。
小諸の友達と福井の友達。
「どっちが先に返事来るんだろう?」
長野方面へ向かう僕。

最初にメールの返事をくれたのは福井の友達だった。
今日から彼を福友と呼ぶことにしよう。
縁起も良さそうだ。
この時点で海方面へ行く事を決定。
牟礼村付近にいた僕は、路肩に車を停めて福井の友達へ連絡した。
富山で待ち合わせをして飛騨高山へレッツゴーすること。

そう決めて、さっそく海へ向かって車を走らせる。
けど、予備にお金を降ろさなきゃ。
お金がないと思い切り遊べない。
途中のコンビニで調達だ。
と思っていたけれど、払い戻しが出来るわけじゃないんだね。
そーいう機械が無いところもあるんだね。
妙高高原町のセブンイレブンには無かった。
語尾に「ぷシュー」って付ける、ヘンなおじさんがレジやってたけど、それだけだし。
なんとかなるだろ。

上信越道中郷IC付近。
結構混んでる。


富山県朝日町付近。
西瓜の町は、ただ広い。


ATMを求めて入ったファミリーマート。
僕の要求を満たす事は出来なかった。

新潟県中郷ICから富山へ直走る。
その時、時刻は9時13分。
待ち合わせの富山ICへは10時半に到着しなければならない約束だ。
その距離およそ140km。
厳しいかも。
セーフティドライバーの僕は、シッカリと他の車のペースにあわせて走る。
それにしても、何で北陸道の上越-朝日間はトンネルばっかりなんだ?
27コくらいある。
ケータイが圏外になったり、アンテナ3本になってみたり。
忙しい。
そんなことをしながら10時18分。
福友が富山ICに着いたらしい。
ホームセンターで時間を潰しながら待っているらしい。
でも、セーフティドライブを崩すわけには行かないので、慌てず安全運転で落ち着いて向かう。
10時38分、待ち合わせ場所に到着。
「遅刻しなかったー。」
高速料金\3450。
ココで気が付いた。
たくさんいたはずの夏目漱石。
実は残り3枚だった。。。
むー。
残りの3枚は帰りに使わなくてはならない。
なので今日使えるのは、いくらあるか分からない小銭君たちだけだ。
やばいかも。

久しぶりに見た福友。
まさしく福友だった。
どこから見ても福友だった。
ということで、僕の車をホームセンター駐車場に置き去り、一路高山へ。

ここの学校見覚えあるー。
大沢野小学校。

良い天気。
やっぱ助手席良いなー。

古川の町並み。

この道の駅でソフトクリームを食べた記憶がある。

高山市街を流れる川。
ココで記念撮影の観光客多し。

途中、ファミリーマートATMと北陸銀行ATMに立ち寄るが、僕の八十二銀行は取り扱いできないらしい。
「何でだよ」って思いつつ、ケータイの電池が残り少ない事に気が付く。
これが無くなったら、誰とも連絡が取れなくなる。
お金がピンチでも、ピンチを伝える事が出来なくなる。
やばいかも。
そんなときに限って、いろんな所からいろんな連絡が。
今頃になって小諸の友達も返信をよこす。
「霧ケ峰」だって。
行かないけどね。
もう高山へ向かってるから。
富山から高山へ向かう国道は目立った渋滞も無く、快調に南下する。
気持ち良い。

古い町並み。
人だらけ。
ビックリするほど観光客。

田舎ソバ&朴葉味噌定食。

川原で遊ぶ女性旅団の一隊を発見し、一人喜ぶ福友。
本人の希望により、モザイク処理済。

'02年NHK朝の連続ドラマ『さくら』ロケ地の古川町も、通ってみる。
なんか良い感じのたたずまい。
雪があるときなんかは良いかもね。
寒いだろうけどさ。
高山市着は、13時。
駐車場を求めさまよって13時半。
福友は15時くらいには帰路に就きたいらしい。
ということで目的を絞って高山散策開始。
その目的は"豆腐・飛騨牛・古い町並み"。
それくらいしか知らない。
もっと時間があれば、いろんな観光施設も回れるのだろうけど、今はそれに輪をかけてお金も無い。
帰りの高速道路の料金を心配しなければならない。
目標物以外にお金を使うわけにはいかないのだ。
相当に腹も減っていたけれど、最初は豆腐の店を確認。
去年8月に高山へきたときに、豆腐を買ったのと同じ店を発見するのだ。
そしてお土産にしなければならない。
それが今回最初の目標。
どこだろ?あの店は。
そして牛はどこだ?
福友がしつこいくらいに言っている朴葉味噌はどこだ?
古い町並み付近をウロウロする。
むー。
なんか同じところをクルクル回っている感じだ。
そんなことをしながらも、去年通った場所を見かけて懐かしくなる。
この染物屋さん、この蕎麦屋さん。。。
そして1件の食堂に入った。
腹減りすぎ。
僕は田舎ソバ¥600。
福友は朴葉味噌定食¥1000。
ソバが少ない。
朴葉味噌は茶色。
赤茶色。
焦げた匂いが良い感じ。
美味いらしい。
でもそれに浸っているヒマはない。
さっさと目標を見つけて、同時に観光しなければ。
昼食を済ませたら、次は豆腐の出番なのだ。
確か、高山陣屋の近くに建っていたはず。

飛騨牛の握り寿司発見。
ここも食べた記憶がある。
でもそんなに美味くなかった記憶もある。



豆腐の古川屋さん発見。
豆腐を選んでお買い物。



飛騨牛串焼きを買う福友。
コレ三本で¥500。
お値打ち価格。
でも前に食べた方が美味かったな。


あった。

その店の名は"古川屋"というらしい。
決して大きくない。
小さな感じ。
でも入口がデッカクて入りやすい。
人がドドドって入ってくるから、出にくい。
レジが一番奥だから、なおさら出て行きにくい。
たとえ買った客でも簡単には帰さないこの商法。
エライ。
でもココで豆腐を買って、そしたらもう他に見れるところも、やらなければいけない事も無くなるんだね。
もう帰るだけになるんだよね。
牛は途中に売ってるしさ。
帰る。
ちょっとあっけないけど、何しに来たのか良く分からんけど、古い町並みも見たし、今回はコレでも良いのかもね。
行き当たりばったりで来た場所だし。
牛、3本で¥500って店で串焼きを買った。
「おおかたの店は1本\250だけど、ココは安いねー。」
って思ってたら、なんかスジっぽい。
ちょっと焦げあんばい。
前に食べたヤツは、もっと美味かった気がする。
ホントに同じ牛なのだろうか?
まー良い。
牛を食ったことには変わりない。
ってことで市役所の駐車場へ向かう。
去年夏と同じ、市役所の花岡駐車場。
いろんなものが懐かしい。
そして帰りの道も富山へ。
ホームセンターへ停めた、僕の車は無事だろうか?
昨日、遊んでてほとんど眠っていない福友は、眠くても平気だろうけど。
それにしてもゴールデンウィークなのに空いている。
渋滞が無いね。
ツイてる。
富山IC着は17時頃だった。
福友と一緒にホームセンターのトイレへ。
そんでさっさと別れる。

滅多に会わないけど二度と会わないわけじゃないし、楽しく遊んで、そのままの気持ちで「また今度」。
そんなことよりも、僕は「ケータイがいつ切れてしまうのか」という事の方が重大なのだ。
何となくガソリンも足りないっぽい。
どこまで行けるんだろう?
財布の中身からして、ずっと高速道路というわけにもいかない。
必要以上にアクセルを踏むことなく、そぉ~っと帰る。
朝日町を過ぎ、連続トンネルを次々と突破し糸魚川。
ものすごぉく不安だったガソリン。
なんとなく持ちそう。
でも次の能生町で国道に下りなくては。

親不知IC付近。
海の上に高速道路の橋が架かっている。
良い眺め。

お財布の中身が¥323になってしまった。
これでガソリンを足す事も出来なくなった。
そしてこのピンチ状態を脱出する事が出来るかもしれないケータイ電話は、もうじき電池切れ。
お財布にお金が無くても、ケータイ電池が無くなっても、車が動けば平気。
なんとなく持ちそうな感じだけど、でもがんばって欲しい僕の車。
がんばりすぎて余計に燃料を燃焼させないようにして欲しい。
それにしても海きれいだなー。
春だからかな?
空が霞んでて、海の白さがとてもキレイ。
水平線が空に混じってて、どこが境目なんだろう?
静かに揺れる波だけが青くって、白と青。
すごくキレイ。
どこか車停めたい!
もちょっとだけ進んでからにしよう。
名立谷浜まで行けば『海てらす』とかいう施設がある。
そこで海見よう。
駐車場に車を停めて、スタンバイOK。
だけど夕暮れが進みすぎて白くなくなっちゃった。
黒くなってきちゃった。
そのおかげで日本海に沈む太陽が見られるかも。
オレンジとムラサキと青。
波に太陽の光が揺れてる。
コレもキレイ。

白い海をユックリ見れなかったけど、沈む夕日が見れて良かったー。
時間を忘れて防波堤に座り込む。
ホントに時間を忘れてて、真っ暗になってしまった。。。
気が付けば1時間くらい座ってた。
コンクリートの上は冷える。
こんなところに長時間座っていたら腰痛になってしまう。
ふと我に返って、一路家へ。
ドンドン暗くなる。
ガソリンメーターがずいぶん下まで来た。
お財布には頼れない。
ケータイはいつまで使えるんだろう?
そんな不安を抱きつつも長野県突入。
家まであと18分。
あ。
燃料切れランプが点いた。
ついに。
きっと家までは平気だろう。
でもこんな物見せられると不安になる。
峠道なので、周りに家は少ない。
この時期だからムシも動物もいる。
燃料が切れて、ケータイも切れて、歩いて帰るのヤダナ。
そんなこと思いつつ、20時にシッカリ到着したのだった。
行き当たりばったりだったけど、楽しかったー。
飛騨高山は好きな街のひとつ。
そして久しぶりのお友達。
準備さえしてあれば味わう事のないスリルも、終わってしまえば楽しかったかも。
さー今日はユックリ寝るのだ。
ごくろーさま。

太陽が沈ずみかけてる。 さっきよりもチョット落ちた。


夕暮れに霞む海岸線。
僕と同じように夕日を眺めてる人たちがたくさん。


夕日の横に舟がいる。 沈んだ。
キレイな青だった。

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