空に聳える

はじめてその名を知ったときから、いつか辿り着きたいと思っていた。

まだ知識も経験も無い、なにも分からないままの状態で、ただただそこに惹かれていた。
そこに行き着く日が来ることも想像できない自分はそこに辿り着くことを夢見るだけ。

ふとしたことで、思いがけず到達することのできた場所は、想像していたよりも素晴らしくて、思っていたよりも現実的なところだった。

一度でも到達したその場所に未練は無いと足早に去ったその日。


今はもう一度という日を数えている。