見上げていたもの

一番奥に見えるあの白く尖ったもの。
あれが何なのか気が付いてしまってから、ずっと気になっていて。
あれが黒く変わった季節に尖端に立つことはできたけれど、あの白い姿のときに尖端に立つことはできないのだろうかと思うようになった。

存在感があるのは黒い姿よりも白く輝いている季節。
手前の景色がどんなに青く黒くなっても、あの後ろにある尖端だけはいつまでも白く、緑が濃く黒くなるまで白さを残している。

白く輝く様子が無くなってしまわないうちに。
あの尖端へ立ってみたいと思っていました。