月が赤くなる

月食と聞いてもそんなに珍しい気持ちも無く。
興味も沸かずにいた。

それから月が赤くなることを知って、赤っていってもどれだけのものなのかとタカをくくっていた。

だんだんと騒ぎ立てる声を耳にして、実際の姿を目にすると、思っていた以上の景色が始まって見入っていた。

赤。
たしかに。

寒空の下ではその時間は長すぎる。