白い壁

空を映す青い水面になるというのなら
僕は灰色の空から舞い落ち
陽の光に輝き
その熱で水に変わるあの白い岩壁になりたい

季節が過ぎて
青く固かった姿は流れ落ち
やがては大きな流れになって海へ

その水面に辿り着くことはなくても
海からふたたび空へ戻ることができる

そうしたらまた灰色の空から舞い
どこか分からない原に降れば良い

それが白い壁なのか黒い地なのかは分からないけれど