アレに乗りたい

お金を払えばあの赤い乗り物に乗れるのに。
いつもはそうしているのに。

今回に限って財布はもっていなくて。
出発するときは「あれくらい乗らなくても」と思っていたのに、来てみれば思いがけず急な雪の道。

頭上を越えていく乗り物を見上げながら、「アレより早く着くつもりだった」と、「乗っても良かったんじゃないか」と。

今さら戻れない場所。